冬のトマト缶と缶切りの話

緊急事態宣言

緊急事態宣言が出されて、やらなければならない仕事や調整が激増してしまいました。

第一波がやってきてから間も無く1年が経とうとしています。

あの頃は、慌ててteamsを全社導入(私のチームはずっと前から導入してたのですが紙至上主義勢力の力が強くて…)したり、電子印やPDFによるフローを完成させたりと万里の長城やベルリンの壁のような突貫工事でテレワーク体制を整えたのでした。

流石に今回は楽勝と思いきや、緊急事態宣言が明けた瞬間から元に戻った方々(私を含む特に50才以上の方々)の慌てようというか、開き直りというか、それは大変です。

小さな会社なので、ICT部門は名前だけの紙至上主義の先頭をいく方がトップ。

『teamsで送ったら紛れてしまうからメールにしろ!!』

『メールでは埋もれてしまうから常に紙の原本を送れ!!』

『クラウドは信用できないからサーバーを社内に置く』

『社内サーバーには外からアクセスさせない』

そうなんです。

20年くらい前の常識が頭の中に焼きついていて進化していない。

VPNだって使いものにならないから、クラウドへの移行を依頼すると

『サブスクリプション(もちろんこの言葉を知りません)はずっと払い続けなければならないからダメ!!』

なんて言い出す始末。

日進月歩で先月のアプリと今のアプリは同じでないのですが、超のつく石頭は治らないでしょうね。

そんなわけで、ICTの対応は隠れICT係の我々の仕事。

ブログ読む時間も、書く時間も、愉しい料理の時間も削がれてしまうのです。

またパスタ

年末に色々と買い出しというか、ネットで特別なものを購入した中に、ピザ屋さんをやっていたときの仕入れ先のアンブロシアさんへの注文もありました。

ハモンセラーノとかパルミジャーノリッジャーノ、モルタデッラなんかを贅沢にクリックして、送料無料まであと2000円弱(アンブロシアさんは業務用が多いので、送料無料は15000円以上なのです)になってふと目についたのがパスタとトマト缶。

パスタは超お買い得(5kgなんてアホです)で、トマト缶はプーリア州のサンマルツァーノ種のトマトを濃厚仕立てで缶に詰めたPROFESSIONALE.

日本でも有名なイタリアンが採用する安定のトマト缶。

私の店でも使っていました。

ピッツァソースではなくて、潰したこのトマト缶にシチリアの塩を入れるだけ。

もちろん本場のナポリピッツアは皆同じ(トマト缶の銘柄はそれぞれですが)です。

パスタソースだって煮詰める必要がない濃厚さで、時短が可能になっていました。

5kgも買ってどうすんねんって感じです

普通に作るパスタなら10分くらいでできてしまうから、ついパスタに。

それもRUMMOのスパゲティになってしまうんです。

またパスタ?

そんな声が聴こえそうな感じです。

ラグー

昨日はテレワークだったので、仕事量は多いのですが仕込みをする時間はあったので、ラグー(ミートソース)を作りました。

香りを倍増させるためにニンニクを潰してオリーブオイルに香りを移した後に、イタリアンなら常識のセロリ、にんじん、玉ねぎの微塵切りをじっくりと追いためて粗挽きのミンチ(我が家はポーク)を入れて軽くソテーしてローリエと赤ワインでじっくり煮込む。

あとはトマトを潰して入れたら時間が仕上げてくれるのです。

今回使ったトマト缶は年末に購入したPROFESSIONALE。

すっかり失念していたのは、缶切りで開けるタイプだったこと。

我が家には缶切りがありません。

仕方がないので工具箱を開けてそれなりに使える工具を取り出し穴を沢山開けて、その間をペンチで切り裂く方法で中身にアクセス!!

悪戦苦闘の姿を想像してくださいませ
怪我しなくて本当によかったです
安定のPROFESSIONALE

エプロンを着けないで軽い気持ちで始めたクッキングでしたから、缶が開いた(裂いた)時には、私の服に返り血🙃がいくつも付着していたのでした。

普通のポモドーロです

冬のトマト缶

冬のトマト缶は使わないぞ❗️

makkumakkuwanwanさんがこんな投稿をされていました。

👇こちらです。

https://wordpress.com/read/feeds/111574766/posts/3105077912

イタリアンをやっていると一般常識なのですが、 PROFESSIONALEは抜群の安定感!!

だったのですが、今回のロットは酸っぱい!!!!!

煮込んでも煮込んでもダメ。

チーズをふんだんに入れてもダメ。

禁じ手ですが蜂蜜を少々!!

これで酸味は落ち着きました。

でもやはり抜群に美味しいPROFESSIONALEは秋の味ですな。

セロリと人参と玉ねぎの香りが(ニンニクさえも)トマトに負けている。

時間かけて作ったのに。

ワインも料理用ワインを使ってしまったから味が雑。

結局のところ、料理は化学の前に素材が大切なのでした。

冬のトマト缶と缶切りの話” への3件のフィードバック

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