みなさまこんにちは、パッチングワーカーです。
これから台湾、フィリピン、インドネシア3国の旅に向かいます。
周遊チケットを日系で買うとコロナ禍の航空券のように高価になってしまうので、EVA航空で台湾に向かいます。
幸いEVAはスターアライアンスなので、全日空ラウンジかUNITEDラウンジを使用できます。
アメリカ系航空会社のラウンジは、先入観もあって敬遠しがちです。
スターアライアンスを使う時は、搭乗ゲートから少し遠くても全日空ラウンジを使います。
ただし、混んでます。
座れないわけではありませんが、気持ちが休まらない。
今回は免税エリアで購入したお土産が巨大で重いので、搭乗ゲートに近いUNITEDラウンジで妥協しました。
いえ、妥協したつもりでした。
ラウンジはとても大きくて、人影は疎ら。
こっちの方が全然良いじゃないですか😁
お酒もたくさん揃っています(今日は着いてすぐ仕事なので我慢)し、イタリアンサラミや生ハム、モルタデッラ、ピクルス、オリーブ、サラダ、天津各種、照り焼きチキン、稲荷寿司、巻き寿司、ビーフカレー、チキンカレー、フルーツ、スイーツ(ケーキやわらび餅までありました)等々!!
食べ物も全日空ラウンジより全然良いです。
比べているのはANAダイヤモンドラウンジではありません。
ANAもJALもダイヤモンドはとっくに首になってます😁
いつもつまらない前置きが長くてごめんなさい。
家内の痛みについては、何度も書いてきました。
診断名は脳卒中後疼痛。
漢方を含むペインクリニックを渡り歩き、様々な民間療法にもお世話になり、大阪大学の磁気共鳴療法の治験を失語症を理由に断られ、代わりに勧められた脊髄刺激療法(SCS)の電極(コントローラも)埋め込み術を受けて、これが全く効果なく…。
電極が入ったまま民間療法を転々とするも効果なく。
西洋医学には不信感しかなく(リリカやトラムセットの副作用で疲弊しました)、5年くらい前から私の中では諦めムード。
沖縄の海に行くと少し痛みが和らぐからと、家内との旅に気持ちがシフトしていきました。
こいつがまずかった。
諦めなければきっと叶う!!なんて思っていても、心の底では諦めていて情報収集のスピードを極限まで緩めていた気がします。
7年経ったら入れ替えが推奨されている脊髄刺激療法(SCS)の電極とコントローラですが、Covid-19の流行で自粛。
緊急でない手術は延期!!とばかりについに8年が経ってしまいました。
抜去を近くの昭和大学にお願いするも、
『昭和大学ではSCSを取り扱っていないからできません』
と断られます。
抜去できる病院を見つけることができず困り果て、
埋め込みをしてくれた大阪大学に相談したら、横浜の病院の先生を紹介してくれました。
先週無事に抜去が終わりスッキリ。
もちろん交換ではなく取り去る手術です。
メスを入れたからだと思うのですが、疼痛のレベルが上がってしまいすごく痛いようです。
執刀医の先生はとても良い先生で、手術が終わったらさよならではなくて、
『痛みの対策をしましょう』
と言って、横浜市立大学病院の北原雅樹先生を紹介してくださいました。
この先生、とても著名な方で1年待ち。
?って、聞き返してしまいました。
ここで2つの偶然というか必然。
1つめは、横浜市立大学病院。
大阪大学から紹介していただいた病院は、横浜市立大学の医局から来ている先生で構成されていた病院だったのです。
以前触れたと思いますが、娘が神経再生を勉強したくて通っていた大学、大学院は横浜市立大学。
随分と遠回りをしたのですが、横浜市立大学病院に辿り着いたわけです。
執刀医の先生は娘の恩師の竹居先生をよくご存知でした。
ほんと不思議。
2つめは、疼痛管理。
1年なんて待っていられないから、予約はキープしておいてどうしようか考えますよね。
横浜市立大学病院の北原雅樹先生が痛みに関するYoutubeチャンネル(専門家向けなので素人にはキツイですが)をやっていらっしゃって、世界的に慢性疼痛へのアプローチが進んできていることを知ることができたのです。
Pain Management Networkというサイトが日本語化されていて、本当に興味深い内容がずらり。
慢性疼痛について、色々と解ってきているのだと目から鱗状態。
家内の症状を完璧に説明できるコンテンツにびっくりでした。
家内が石垣島にいると痛みが和らいだり、大好きな裁縫をしていると痛みを忘れたりと言った事象。
側から見たら『気の持ちよう』で片付けてしまうような事柄でさえも、
『なるほど!!』
と、納得できてしまう内容です。
なんと言っても、死ぬまで痛みを抱えるのか?
っていう不安に、少しばかり希望がみえるだけで随分違うのです。
慢性的な痛みに悩んでいる方がいらっしゃったら、ぜひこのビデオを観てください。
希望が持てると思います。
あともう一つ。
ネトリン4という物質。
6年前くらいかな?
大阪大学が見つけた物質。
脊髄損傷や脳出血などによる疼痛患者が分泌している
『痛み信号を大幅に増幅する物質、ネトリン4』
を発見したのです。
ネトリン4阻害薬ができれば、慢性疼痛に苦しむ沢山の人たちを救うことができると思います。
ただし、ビデオにあるような、痛み信号を制御するゲートの動きを正常化する試みは必須だと思うのです。
何でもかんでも薬で治すっていう考え方が、副作用に苦しむ患者を増やすわけですからね。
これから、たくさん情報を集めて実行していこうと思っています。
頑張って、疲れて、諦めて…。
ホント反省!!!
何事も諦めたら終わりなんだと気付かされました。
諦めないぞ!!!!!
家内と旅行には行き続けますよ