「100日間コンビニ弁当生活」を読んで蘇った想い出続編

3日間も苦しい経験を書いてしまったので、今日は口直し。

以前書いた「100日間コンビニ弁当生活」を読んで蘇った想い出で書き残したことを少しだけ。

前回の投稿にご興味がおありの方はこちらです👇

https://keiken.blog/2020/12/06/「100日間コンビニ弁当生活」を読んで蘇った想い/

家内が脳出血で倒れてから、高血圧との戦いでした。薬でコントロールしきれないのです。

減塩を心がけていても、不意打ちを喰らうように170とかに上がってしまう。

脳出血の原因が不明で、動脈硬化も全くないのは入院中の検査でわかってはいましたが、再出血が脳裏を何度もよぎるほど恐ろしかった。

マメに血圧を測って、食べたものと血圧を時間軸で管理して。

だんだんわかってきたのは塩。添加物。

◯食主義者とか健康オタクでは全くないのですが、これらの経験を踏まえて問題があった食べ物を避ける生活をしているうちに、食生活が変わってしまいました。

それまで血圧とは無縁の生活だったので、塩分について真剣に考えたことがありませんでした。

色々と疑いの目を向けて調べて(体験しながら)いきました。

コンビニで売られている食べ物も随分と変わってきました。

健康を意識したものが少しづつ増えてきました。

『減塩』という文字も見慣れてきました。

不思議なのですが、減塩と書いてあるものを、しっかりと塩分量をコントロールして食べても血圧が跳ね上がるものが相当数ある。

何故?

精製塩と天然塩についてよく議論されますが、下記のサイトのように医師がしっかり天然塩なら血圧は上がらないは嘘!!と断言されている方も多くいらっしゃいます。

これから書く内容は、適切な塩分量を守っての話です。そこ大切。

色々試すうちにはっきり解ったことは、『海水から作られた天然塩を適正量摂った後に血圧が跳ね上がることはない』ということ。

岩塩では血圧が上がってしまったことがあります(毎回ではありません)。

岩塩は海塩と比べるとミネラルの量が少ないからかもしれませんが、正直よく解りません。

『海水から作られた天然塩』なら血圧を跳ね上げにくいならば、それを使うしかないでしょ。というわけです。

うちは8年近く『シチリア島の塩田の海塩』を使っています。

気取っているわけではなくて、ピザ屋をやっているときに使っていて、自分達も体調が良かった(もちろんすごく美味しい)から使い続けています。

国産にも良い塩は沢山あると思います。

塩だけなら簡単にわかりますが、料理や製品に使われている塩の種類はわかりません。

わざとらしく『国産塩』なんて原材料名に記載している商品も沢山あります。

具体名は書きませんが、コンビニの食材はほぼ例外なく精製塩だと思います。ほぼ例外なく血圧が反応しましたから。

違っていたら教えてください。お詫びと修正をさせていただきます。

何故、精製塩を使うのか?

超単純な理由からです。比較にならないほどコストが違うからです。

真っ当な塩田海塩ならばそれだけで美味しいのに、コストが高い。

だから精製塩にグルタミン酸ナトリウムなどを混ぜて旨味(風)を足し算します。

原材料には『アミノ酸』『うま味調味料』などと書かれていたりします。

グルタミン酸ナトリウム自体は安全と言われていますが、それを言ってしまうと精製塩だって安全です。食べたら死ぬわけではないですから。

鰹節や昆布から直接摂る方が安心安全です。長い時間かけて証明されていますからね。

舌の精度

8年も塩田で作った塩を食べていると、舌が正直に変化していきます。

精製塩を食べると、舌を刺すようなピリピリ感を感じます。

最近流行している◯◯ソルト、鯛風味のお塩、◯◯塩などは、ほぼ例外なく精製塩が使われています。

不思議なのは十分に発酵・熟成された味噌や醤油は舌がピリピリしません。

精製塩を使用していないか、十分な発酵が何かを変化させるのか?

十分な発酵と書いたのは、有名どころ(どこでも手に入るアレです)の味噌や醤油は舌を刺すのです。

簡単に飲める練りタイプのインスタント味噌汁も同じです。

コンビニ弁当

多分です。

コンビニ弁当に使われている調味料も精製塩が使われているものが多いのではないでしょうか?

適切な量を食べている限りは問題ないのでしょうが、毎日食べ続ければそれだけで塩分量が過多になってしまう。

味が濃いめですから。精製塩が沢山体に入ってきて、排塩が間に合わない。

カリウム、カルシウム、マグネシウムが排塩には有効で、野菜、いも、海藻、豆、豆腐、牛乳、のり、胡麻、アーモンドなど。

コンビニ弁当だけを食べていれば、これらは自動的に不足するわけです。

『消費者の体調を壊す目的』でコンビニ弁当が作られている筈がありません。

要するに食べ方の問題だと思います。

食品リテラシー

『うちの子が肥満になったのはマクドナルドが高カロリーの食品を販売したから』と訴えたアメリカ人の母親がいたという逸話は有名ですが、あまり笑えないかもしれません。

我々日本人も食品に関するリテラシーが不足しているのだと思います。

『価格破壊』『流通革命』の裏には、沢山の現実が存在します。

同じものを安く売ったら利益が減ります。利益を減らさないように努力します。行き過ぎも存在します。

世界中のもの、日本中のものが食べられる時代です。流通革命のおかげです。反面、ポストハーベストの問題は深刻です。

ブラジル産のチキン、中国産の鰻、チリ産のサーモン等々、どれも大量生産するために抗生物質が多量に使用されています。

狭いエリアで最大の生産量を確保するために、病気を発生させない目的で使われる薬物。

ストレス軽減ではなく、力技で病気を封じ込める。

その安い製品が輸入されて、濃い味付けによって誤魔化され、流通する。

これらを食べ続けるとさまざまな体調不良に見舞われる。

そして、食中毒などと違って直接的な原因がわからない。

私たちにできることは、

  • できる限り顔の見える生産者から買うこと。
  • 異常に安い食品に飛びつかない
  • 香料を含めて、自然でない味を判別する舌を作る

少し前に『相手の顔が見える作業』を書きましたが、結局信頼関係が大切なんですね。

https://wordpress.com/post/keiken.blog/414

流通距離が長くなって、生産者から消費者が、消費者から生産者が見えなくなっている。

消費者の製品を見抜く目も弱体化している。

生協までもが産地偽装に手を染める(ほんの一部です)

だから顔の見える生産者から買う!!

ICT時代だからこそできる方法があるんですね。

あいちゃん農園いいですよ

これも満足しているのであいちゃん農園へのエールです。

アフィリエイトではありません。

http://www.yoshinogariyasai.com/company.html

今日のランチはあいちゃん農園野菜の和風パスタでした。

全粒粉パスタと自家製ポン酢、すりごま、ごま油、オリーブオイルで味付けて、千切り山芋と千切り大根で食感のあそびごごろプラス。

豪快に海苔と削り節とかいわれ大根(高円寺の八百屋さんで1パック10円でした。生産者さんごめんなさい)を乗せて。パスタは2人前で100グラム。あとは全部野菜。

「100日間コンビニ弁当生活」を読んで蘇った想い出

ネットサーフィンしていて偶然見つけてしまったこのブログ。

進撃のグルメさんはこの企画以外にも壮絶な食べ歩きなどをされています。

コンビニ弁当に関してはとても辛い経験があって、すぐにその経験を思い出したのですが、【進撃のグルメ】さんは冷静に健康的な事にも言及されています。

もちろんポジティブなことが沢山書いてある「100の気づいたこと」の中から、ネガティブな内容だけをピックアップしました。

決して悪意を持って切り出した訳ではありませんので、ご理解ください。

抜粋(わかったこと100個から)

 43、コンビニ弁当は身体に悪いとよく言われるので、水をたくさん飲むなど健康に気を遣う
 51、身体が臭くなる
 52、合わせる飲み物は、水が一番良い、お茶では体内がスッキリした気がしない
 54、80日目を超えたあたりから、体調が悪くなる
 55、90日目から、本当にきつくなる
 56、長時間集中できなくなる
 57、お腹が空いていても、「コンビニ弁当なら食べなくてもいいかな。」と思うようになる
 58、体臭の異変に気づいて、不安になり、健康を気にしはじめる
 59、完全に消化してから寝ないと、起床時の胃の不快感が凄い
 60、ジャンクフードの食べ過ぎが、うつ病に繋がるという理由がなんとなくわかる
 61、大まかな意味で、味はどれも同じ
 62、食に楽しみを感じなくなる
 98、冷静に考えたら、賞味期限が長すぎて怖い
 99、健康や食べ物について、改めて考えさせられる
 100、本当は100日超えて、ずっと続ける気で始めましたが、無理でした
 

私の経験

大学を卒業して、一部上場のそれなりに有名な会社に技術者候補として希望に燃えて^ – ^就職しました。

半年の研修を終えて、最初の赴任地が長野県にあるテクニカルセンターでした。

私の上長というか、先生役の方が早く家に帰らないタイプの人で、仕事がなくても毎日夜9時10時は当たり前の日々でした。

自分で帰宅時間を決められない(先生の気分で決まり事前にはわかりません)生活も苦痛でしたが、もっとキツかったのは食事でした。

入っていた会社の男子寮は、夕食の門限があって午後9時に食べ終わること。

そうなんです、絶対に食べられないんです。

『夕ごはん食べられないから早く帰りたい』なんて、当時の私には言えなかった。

幸い?勤務先から寮に帰る道のりにはセブンイレブンがあって、毎日疲れたメンタルを背負って弁当を買いに行く生活をしていたのでした。

コンビニ弁当に使われている防腐剤、栄養バランス、濃い味付け…なんていう知識も感覚も持ち合わせていない若かりし頃の話です。

お腹は空いているのですが、どの弁当が食べたいのか分からない。

どの弁当も同じ味に感じる。

当時持っていた感覚なのですが、進撃のグルメさんは

61、大まかな意味で、味はどれも同じ

と表現されています。

極め付けは、半年経ったくらいから風邪が治らなくなって、扁桃腺が腫れっぱなしになって、医師に処方された薬で逆に悪化して、の繰り返しになりました。

薬の副作用を抑える薬が処方されて、その薬の副作用で免疫が乱れて(多分)風邪をひきやすくなる。

少ない情報を集めて(インターネットなんかない時代ですから)、自分の体が薬漬けになっているのだろうと察したのです。

薬抜きは本当に大変でした。

対症療法をしなくなるわけですから、一時的に体は余計辛くなる。

出口が見えていないし、医師の指導があったわけでもないから、心が揺れるんです。

間違ったことをしているのではないか?って。

薬抜きも大変でしたが、食事も大変。

コンビニ弁当を食べないと決めたけれど、相変わらず寮に帰るのが10時過ぎみたいな生活をしていました。ボロボロ(°▽°)

メンタルもボロボロ。

「こいつ使えない」そう評価されたのだと思います。九州にある工場に転勤が言い渡されました。

ただ、健康という意味では救いの転勤でした。

今の家内とはこの工場がある街で知り合ったのですから、結果的にはコンビニ弁当万歳なのかもしれません。

今でもコンビニの食べ物をいただくことはあります。

気をつけているのは続けて食べないこと。

技術が高くなって、使っている薬品類は激減していると思いますが、コンビニにとって一番怖いのは数ヶ月後や数年後にやってくる原因不明の不調ではなく、すぐに原因が特定される食中毒ですから、何らかの対策は行われているのだと思っています。

間違っていたら教えてください。

愛情大切

コロナ禍になる直前、2019年12月。

この年の海外出張が少なすぎて、マリオットBonvoyの宿泊日数がプラチナ維持に5泊足りない。

それが判明したので、ウエスティン東京に5泊することに決めました。

この泊数はポイントでの宿泊でも大丈夫です。

プラチナだと朝食も2名までは無料だし、会員専用ラウンジではティータイムのお菓子やカクテルタイムのお酒やおつまみまで無料で提供されます。

マリオットBonvoyの宣伝ではありません。お金を使わなかったですと言いたいのです。

高級ホテルの食事ですから、素材も調理も完璧なはずです。

量も調理法も選択できます。

見た目にも美しく、テンションが上がるはずです。

でも、ですよ。

テンションが上がったのは初日だけです。2日目から家のご飯が食べたくなりました。

写真の朝食はフレンチレストランのものですが、ビュッフェでは和食もかなり用意されていて、味噌汁や焼き魚なんかもあります。レベルももちろん高いです。

かなり美味しい!!

でも、家の素朴な味噌汁が恋しくなる。玄米ご飯が食べたくなる。

結局5泊して2回は朝食をパスしました。無料なのにですよ。

プロの料理人が最高の技術で作っている高級ホテルの料理でもそうなのです。毎日食べて満足する設計ではないのだと思います。

コンビニ弁当にはもう一つないものがあります。愛情です。

コンベアで運ばれてくる弁当箱にバイトが必死に詰めていく。バイトからは食べる人の顔が見えません。

ドラム缶のようなな大きな鍋型フライパンでチャーハンを作る。プロのフライ返しと同じスピードになるべく緻密に設計されているそうです。でもごめんなさい。こうして出来たお弁当や冷凍食品は工業製品ですよね。

空腹を満たすためのもの、少しでも安く満足したい、料理したくない。当然です、ありますよそんな状況。

愛情のあるものしか食べるな!なんて事は思っていません。

でもそこって大切かな、って思っている変なやつがいる。だけです。

体が覚えている味が一番なのだと言われています。

幼少期にコンビニ弁当ばかり食べていると、家庭の味が美味しく感じられなくなるそうです。

こんな説教じみた意見は置いておいて、進撃のグルメさんが感じた「コンビニ弁当を実際に食べ続けて感じたネガティブなポイント」を見過ごさないで欲しいと思います。

実際に体が壊れる感じがすると、進撃のグルメさんが訴えてくれているのですから。

アニータ・ムアジャーニさん

最後に、癌による死から生還されたアニータムアジャーニさんのコメントです。

アニータさんに関してはこちらで少しだけ触れています。

https://keiken.blog/2020/11/22/引き寄せの法則/

彼女は癌になる前から食べるものには気をつけていて、なのに何故私が癌になるのだろう?と悩んだそうです。

向こうの世界に足を踏み入れて、何故癌になったのかを理解し、どうすれば癌にならないのかがわかって戻ってきた後の(がんが全て消えた後)食生活について語っていらっしゃいます。

結局、食べたいと思ったら体に悪いと言われているものでも普通に食べるのだそうです。

ただし、体がそういったものばかりを欲しがることは無いと。

健康にならなければという強迫観念の方がダメだとも仰っています。

「自分を肯定して可愛がること」が大切だと。

ちょっと難しいですが、大切なのは感謝して食べることかな?

終わりがいまいちでした。ごめんなさい。

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