キャッチーな題名で皆様を惹きつけました。
事前に申し上げます。
そんな方法ありません。
ごめんなさい。
コンサルって?
『このコンサルを受けるとショートカットですぐに結果が出る!』
『秘密教えます!!』
『コンサルを受けないと遠回りしますよ』
巷のお金儲けに関するブログやユーチューブ、雑誌の記事に至るまで、この手の誘い文句が溢れかえっています。
何事も、シュートカットは無いと断言できます。
よく考えてみればわかること。
合格実績の高い予備校は、試験選抜で底力を確認できた人しか採用されない。
だから合格率は上がる。
絶対儲かる儲け話があれば、人には教えない。
教えたら取り分が減ります。
もしあったとしても、減った取り分より高い授業料を請求しないと合わない。
教えて貰う人にとってみれば、儲からないわけです。
簡単な儲け話が例えあったとしても、教えてもらうときには飽和状態。
何事も自分で探し出してこそチャンス!!
99%のところまで上り詰めて、最後の1%の確率を上げるための(本当に凄い人による)マンツーマンコンサルであれば有効でしょう。
初めて入った世界、ましてや楽して儲けられる秘密などありません。
ここ重要!!
コツコツが苦手な人は入ってはいけない世界です。
騙されるだけ。(騙す意思はないかもしれないですが、自分より儲けさせる意思も無いと思いますよ)
成功者はあたかも苦労なしで掴んだように装いますが、成功の因数分解をすれば明らかです。
成功 = 勉強量 × 経験量 × 適正 × 失敗数 × 修正数 × マーケットサイズ ➗ ライバルの数
ですから、自分でコントロールできるのは勉強量 、経験量 、修正数ですよね。
あとは、それなりにボリュームのあるマーケットで勝負しないと無理だし、しかしながらマーケットが魅力的すぎてライバルがゴロゴロいたら本末転倒。
いきなり秘密を聞いて、大成功するほど世の中甘く無いのです。
万に1つでも、うっかり成功したとしても、全部を見渡す目が出来ていない限り、次はない。
若くして成功している人は、失敗後の修正数と、マーケットを見極める目を持っていて、克つ人一倍努力をする人。
初心者のあなたは、多額を投じてコンサルなぞ受けないように。
ヨチヨチ歩きの子供に、絶対に転ばない、早く歩く秘訣を教えたらどうなるか想像してみてください。
人より時間(1日あたりの)をかけて、まずは1000時間やってみる。
人より早く1000時間に達する事の方が大切だと思います。
(個人の意見です🙃 )
私のこのブログ。
毎日投稿することばかり考えてしまって、内容が薄くなっていることに気付かされました。
内容重視、毎日投稿はやめることにします。
言いたいことは
1000時間やればいいって事ではないですよ!!
結果 = 内容の濃さ × 時間
でもね、言われたくらいでは分からないですよね。(天才を除く)
やってみるしかないと思います。
私みたいな凡人はね。
中国ハイテク企業の今
話がガラッと変わります。
落とし所はブレないので、お付き合いください。
トランプ大統領の大手柄は、ファーウェイなどの中国系企業からTSMCを奪い取った事。
これは破壊力があった!!
皆様はTSMCをご存知でしょうか?
台湾積体電路製造。
2019年12月期の売上高 3兆8500億円
2019年12月期の営業利益 1兆3400億円
2019年12月期の純利益 1兆2500億円
2019年12月期の営業利益率 35% (アップルは25%)
2020年11月24日時点の時価総額 46兆円 (トヨタの2倍)
〜 News Picksより抜粋 〜
でも、ポイントは規模ではありません。
半導体製造の工程は大きく分けてふたつ。
設計と製造です。
インテルなどの半導体製造企業は、設計も製造も手がけているのです。
製造をライバル社に委託すると、設計ノウハウを奪われてしまうから当然と言えば当然。
設計と製造を同じ会社が手がけるのは常識でした。
TSMCはファウンドリ専業。
製造しか手がけない。
絶対に発注企業の秘密をリークしない。
クアルコム、エヌビディア、メディアテックを知っていますか?
各社のトップが断言しています。
『TSMCがなければ、我が社はなかった』
彼らは強みである半導体設計技術がコアコンピタンスであり、製造は手がけないファブレス企業。
ファーウェイだってTSMCのおかげで格安スマホを世に送り出せたし、アップルの自社製チップだってTSMCが製造している。
チップの性能は超微細化によるもの。
TSMCの5nm(ナノメートル)に対して、サムスンは7nm、インテルは10nm、中国企業の最先端で14nm。
追いつくまで5年はかかると言われています。
トランプ政権によって、中国企業は最低5年はトップに立てない運命を背負わされたわけです。
中国政府の野望は民生だけではありません。
軍需。宇宙(これも軍需)
中国政府は著名企業に多額の補助金を提供して、こう指示を出しました。
『日本企業を囲いこめ!!』
今はTSMCのように規制されていない日本企業ですが、近い将来規制がかかると言われています。
信越科学工業、トクヤマ、東京応化工業、JSR、東京エレクトロン、HOYA、森田化学工業、凸版印刷、アドバンテスト、東京精密等々!!
半導体(セミコンダクター)製造設備や材料は日本がトップクラス。
多額の資金を武器に日本企業にラブコール!!
新幹線みたいに、技術を根こそぎ持っていかれて、数年後にはライバルとして台頭しているのは明らかなのですが、目先の潤沢な資金力に目が眩んでしまうのです。
知ってるは使えない
私が所属している機械系企業は、有機ELディスプレイなどに使う偏向膜やリチウムイオン電池に使用されるセパレータなどを製造する設備を複数種類製造販売しています。
中国政府の補助金で、今までお付き合いのなかった企業(これらの製品を作ったことがなかった大手企業等)までもが、設備を買いたいと押し寄せてきます。
週に3回以上Webによる会議が行われてお疲れ状態。
金に物を言わせて上から目線のこれらの企業は、少なくともこの分野では素人。
作ってくる仕様書は、常識をはるかに超えた高性能!! (できるか怒!!)
私が生産技術をやっていたとき、現場を知らない人間が作ってくる数字を
『エクセルマジック』
と呼んでいました。
エクセルなら数字をいじれば世界一の生産量と歩留まり。
出来ちゃうんですよ、仮想の世界ではね。
話を上から目線の企業に戻します。
4M(生産に欠かせない4条件、Man ,Machine,Method,Material)も知らないのに何故できる?
こちらかすれば丸見え状態なのに、向こうはどんどん押してくる。
こっちが説明しているのに、全く聴こえていなかったかのように自分たちの主張を繰り返す。
『勉強して(受け売り)知っている』のと『実績として持っている』のは全くの別物。
私達が最高の設備を作ってあげるから(Machine)、あとは最高の材料(Material)とあなた方の力(Man、Method)で最高の製品を作って作ってください。
十分な経験があれば、『最高の設備がなければ、どんなにMan、Material、Methodが完璧でも最高のものは作れないってこと』とその逆を知っている筈ですが、
『製品保証をしろ!!』
の一点張り。
私たちの人材で、私たち指定の材料を使って作れば最高のものは作れますけど、意味ありますか?
ローマは一日にして成らず
読み人知らず
でも
万里の長城は一晩で作ったもん
読み人知らず
そんなノリで、良い機械を買えば良い製品が作れると(未経験者は)思っているのでした。
でも私たちは知っている!!と繰り返します。
小さな人間が去勢を張ってみても、器の大きな人間からすればお見通し。
でも、小さな人間からは器の大きな人を見抜けない。
対等(のレベル)だと思ってる。
それと同じ。
笑ってしまうくらい。
実際に経験していないことを、少し齧ったくらいでプロに対して知ったかぶりで接しても、全て見抜かれているのです。
※ お見苦しい表現をお許しください。私の方が小さな人間であることは承知しております
悔しいかもしれませんが、コツコツ自分(達のレベル)を磨くしか方法がないのです。
もちろん彼らは5年後の脅威になっていると思います。
経験を沢山積んで!!
知っているのと、できるのは全く別物!!
周知の事実
目標決めてコツコツが近道です
1000時間の法則について書きました。👇
週2回の英会話レッスンで英語が話せるようになったでしょうか?
2週間で10キロ痩せて、キープし続けることができるでしょうか?
初心者が2週間でゴルフスコア100を切れるでしょうか?
運転したことがない人が2週間でレーサー張りに走れますか?
ど素人が2週間で株式のプロになれますか?
包丁を握った事もないような人が2週間で料理の達人になれますか?
食べるだけしか経験がない人が2週間で滑らかに美味しい握り寿司を作れるようになりますか?
なぜ2週間?
単純に頑張れる限界が最長2週間なのです。
挫折は2週間後に経験する
一般統計から
1000時間集中的に頑張り続ければ結果が出るとわかっていたら、頑張れそうな気がしませんか?
『できる』と言える一つの基準は1000時間だと思うのです。
ただし、『できる』と『上手』は別物ですよ。
経験的に1000時間頑張れたら、その先の努力は比較的楽で楽しいものになります。
あなたは頑張れますか?
成果を上げる人
最後に、成果を上げる人について。
私如きが偉そうにごめんなさい。
どの世界でも(天才を除く)この4つの条件は大切なので、チエックしてみてください。
① 否定されたら受け入れて修正できる人
否定と書きましたが、やり方に修正を入れようとすると、物凄い剣幕で否定する人がとても多い。
一番はプライド!!
自分を守るためだと思うのですが、明らかな事でも認めない人。
世の中の流れに置いていかれる典型です。
② とにかくやってみる人
自分の常識ではあり得ない提案をされたとき、①が出来ない人は例外なく拒絶します。
よ〜く考えればわかることなのですが、
❶ 自分が住んでいる世界を熟知しているか?
❷ 自分が住んでいる世界は全世界と頻繁にコミュニケーションを取っているか?
❸ 自分が住んでいる世界は常に新しいことを取り入れているか?
以上の事ができていない世界は、井の中の蛙の井の可能性が高いです。
自分の常識で判断せずにとにかくやってみると、知らなかった世界が開けることがあるのです。
もちろん必ずそうなるとは限りませんから、チャンスが来たらとりあえず新しい世界を除いてみるという考え方が大切なのだと思います。
③ 周りを動かす情熱と説き伏せる力
わかっている人にはあるあるなんですが、これが
言うは易し、行うは難し
の最たるもの。
特に視野の広い人が視野の狭い人を説得するのが至難の技。
ボコボコに叩かれて戦意喪失。
そこで終わるのが凡人。
諦めずに果敢に挑むのが成果を上げる人。
④ しつこい人
③にも共通するのですが、遠慮は美徳と育てられた私には一番難しかった。
嫌われる勇気がない日本人が多いと思いますが、この要素がないと絶対に成功しないです。
熱意って伝わるので、嫌われは好かれに変わることが多いです。
それでも認めてくれないプライドの塊のような人を説得するのは時間の無駄ですが、説得の極意を磨くには良い体験だと思いますよ。
向こうも間違っていることくらい薄々気づいているから、正当化して上げると
『俺も鬼じゃないから、そこまで言うのならやってやるよ』
上から目線には目を瞑って、結果を勝ち取りに行くのです。
コツコツ努力以外に方法はない(天才を除く)
周知の事実
これが結論でした。
悪しからず。