マグロ

正月用に買った食材の残りシリーズ最終章です。

昨日、一人暮らしをする息子が泊まりに来たので、とっておきのマグロで寿司を作りました。

皆様、赤身とか中トロとか大トロって言うけれど、マグロのどの部分かご存知ですか?

私もその昔、全然知らなかったのです。

1991年にヨーロッパに赴任になって、ある魚屋で『新鮮なマグロを売っている』との情報を聞きつけ買いに行った時のこと。

そこには2メートルを超える、まだ切れ目の入っていないインドマグロ(魚屋さんに聞いて知った)が横たわっていて、1kg300ルクセンブルグフランと書いてあるだけ。

要するに、

言ってくれればどこでも切ってあげる!!

どの部位も同一価格だよ!!

ってな訳です。

『大トロも1キロ300フラン?』

浮き足立つ私達。

当時のレートが100ルクセンブルグフラン≒350円くらいだったので、1キロあたり1050円くらい。

皮や骨も入るけれど、それでも生のインドマグロがこの値段はあり得ません。

でもね、どの部分が大トロなのか皆目見当がつかない。

インターネットも携帯もない時代。

当てずっぽうで、背中の部分を指して切ってもらいました。

お腹のあたりは内臓があってイマイチだろうと思ったのです。

もちろん全部赤身に近い中トロ。

でもね、地中海で採れて冷凍しないで持ってきたマグロの中トロは、嘘みたいに美味しくて感動したのを覚えています。

切り方も知らなかったから、ズタズタでボロボロ鉄火丼ってな感じでした。

それから、数冊の本を取り寄せて勉強しました。

魚のおろし方も覚えて、魚屋さんが大トロの価値を知るまで、極上の激安大トロを堪能したのでした。

マグロの部位

マグロは体の長さ方向に、頭に近い『カミ』、真ん中あたりの『ナカ』、尻尾に近い部分の『シモ』に分けられます。

お腹に関しては、カミに一番脂がのり、シモに行くほど脂弱めの傾向があります。

シモは泳ぐ時動きが大きいので、筋肉質になるという訳です。

逆に背中の部分はカミに筋が多く、シモにいくほど筋が細くなります。

カマの部分にも霜降り状の『かまトロ』という部位があり、珍重されています。

最初に書いたルクセンブルグの魚屋さんで、行くのが遅すぎて良い部分がなくなっていた時、仕方なく尻尾に近い部位の赤身をオーダーした後、魚屋の旦那さんが『コレ使えるならあげるよ』と言って差し出したのがかまトロの塊でした。

たくさんは食べられないほどの脂が乗っていて美味。

ざっくり言ってしまうと、最上級部位はカミのお腹です。

内臓を守るために脂で囲まれています。

お腹の大トロとかまトロが脂を楽しむ部位。

中トロはバランス、赤身は旨みです。

生のマグロや、きちんと冷凍されてきちんと解凍されたマグロはドリップも少なく美味です。

スーパーなんかで買う赤身とは別物です。

(スーパーでもまともな赤身を出す店は沢山あります)

マグロざんまい

それではマグロの写真をご覧ください。

大トロ、中トロ、赤身がバランスよく含まれたカミ
大トロの見事なサシ
赤身と中トロ
もはや芸術

まぐろ寿司ざんまい

幻の3種盛り合わせ
赤身中心

なんか赤身の色が着色しているようだとか、漬けみたいとか感じると思うのですが、そのままです。

身の締まり方も感動ものです。

もはや魚ではない筋肉の芸術です。

ボケ方を変えて
鉄火巻き
ツナ太巻き

シャリが余ったのでツナの太巻きを1本。

マヨネーズとレタスを組み合わせてふわっと軽く仕上げます。

コレもマグロなんですよね。

新卒採用面接について

少し毛色の違う話題になりますが、大学院1年生の娘が既に新卒採用最終面接が目白押しの状態。

あと1年以上学生生活が残っているのに、随分と安心な(学生にとっても企業にとっても)システムになったものだと感心してしまいました。

私の時代は、4月5月でさっさと就職を決めて(当時は協定があって、10月にならないと内定を出すことができなかったので内内定なんて言ってました)夏休みに卒業旅行に出る楽しみがあったのですが、このご時世では叶いそうもありません。

一人暮らしの大学生の孤独が話題になっていますが、この時代を生き抜いた学生達が将来、沢山のブレイクスルーを生み出してくれることを期待しています。

先輩がやったことと同じようにしていれば何とかなった時代より、全てが新しい経験の世の中を生き抜く方が力がつくというものです。

テーブルの上に置かれていた『面接シナリオ』を手に取ってしまい、内容の無さにみかねて慌てて親子で修正をしたので、企業名がわからないように情報を共有させていただきます。

挫折

製薬系企業

学校側が用意した就職面接虎の巻に、

『挫折の経験』

についての質問がありました。

娘が言うには、見つからない!!

私もそうでしたが、理系の人間は自己主張が下手です。

それにしても、挫折の経験が見つからないとは驚きでした。

先ずは、娘の歩んできた人生をストーリー化することにしました。

1997年 ルクセンブルグで生まれる
2001年 日本に帰国して幼稚園に入園
2007年 アメリカへ移住 (言葉と押しの強さに苦労)
2009年 英語をほぼマスター
2010年 母親が脳出血で倒れる
     家族で帰国、九州の中学校に編入
2013年 地元の進学校に入学
2015年 SSH指定クラスに選抜
    緑ゾウリムシについて研究
    神経再生について知り、T教授のいるY市立大学入学を決意
    AO、推薦、1期、2期全ての受験チャンスに挑戦することを決意
    結局AOで合格
2016年 Y市立大学入学
    TOEIC900点超
2019年 T研究室に入室
2020年 同大学大学院

※ SSH スーパーサイエンスハイスクール 高等学校等において、先進的な理数教育を実施するとともに、高大接続の在り方について大学との共同研究や、国際性を育むための取組を推進します。また創造性、独創性を高める指導方法、教材の開発等の取組を実施します。 jst.go.jp より

こうやって描いてしまうと、何だかストレートな挫折を知らない人生みたい。

でも、

2007年にアメリカに行った時、言葉の壁に苦しんだ。

2010年に母親が倒れてから、

 病床の母を思いながら後ろ髪引かれながら登校

 急な帰国

 地方中学への転校

 母親がわりの家事

 ユニバーサルデザインを学ぶか神経再生を学ぶか悩む

 母親をサポートするために大学に実家から登校(片道2時間半)

挫折という言葉に当てはまらないかもしれないけれど、十分過ぎるほどの人生経験積んでないかい?

『挫折の経験』を聞く背景を考えてみると。

挫折経験というより立ち直り学びを聞いているのだろう。

社会に出たら挫折というより失敗の連続。

いちいち落ち込んでいたら先に進めない。

例えば10の小さな失敗から1の大きな成功を得れば良い訳だし、

失敗談なんか読んでも、失敗経験には絶対に叶わない!!

そこを知りたいのだと思う訳です。

結局、面接での対応マニュアルなんて読んだって百戦錬磨の面接官から見ればお見通し。

自分の経験をまとめておけばそれでよし。

今までの人生をストーリー(ノンフィクション)にしておくことが唯一の対策だと言えるのでないでしょうか?

企業側は挫折経験を知りたいのではない。立ち直り方を知っているか?挫折を踏み台にできるかを知りたいのだ。

パッチングワーカー🙃

志望動機

こいつは綺麗事ではない。

企業からすれば、望んできて欲しい訳だから。

どこでも良いから、給料の高い企業を片っぱしから受ける輩にはツッコミどころ満載の質問だし、そういう人種を篩にかける質問でもある。

娘は製薬系就職を望んでいる。

現代では、創薬と製薬の分業が図られて、新薬の可能性を高める努力がなされている。半導体のTSMCのように、製造に特化するのが製薬なのだ。

今回のコロナ騒動で露わになった、各国の治験に対する考え方の違い。

国の垣根をこえて、安全な薬を少しでも必要な患者のもとに届ける仕組み。

グローバル治験システムが必要な業界なのです。

娘の志望動機の解答例です。

1人でも多くの患者様に不自由のない生活を送ってほしいという想いから、御社を志望いたします。
 現代医学では治らないとされている病を抱えた患者様が、藁をも掴む思いで有効な治療薬を待ち望んでいることを母の病気を通じて知りました。
 母は10年前に脳出血で倒れ、今でも半身麻痺、脳卒中後疼痛と戦っています。
 その母に寄り添ってきた経験から、神経再生を目指して研究しているT教授の存在を知って現在の大学に進学し、思いが叶ってT研究室で神経再生研究のお手伝いをさせていただいております。
 T研究室で新薬開発に向けた研究を行う中で、より円滑に新薬を世に送り出すサポートをする〇〇という仕事がある事を知りました。
 今まさに世界中がコロナとの戦いを強いられており、グローバルに治験をスムーズに進めることの重大さを知り、〇〇という仕事の大切さを目の当たりにしました。
 また、治験時間短縮には世界中の協調が欠かせず、海外に△(数)の拠点を持っている御社の強みが大きな意義を持つと確信しています。
 インターン説明会でS-CFO様のお話を伺う機会を得て、社員を大切にされている会社であると感じました。
 会社から大切にされている社員は、新薬を待つ患者様のためにより強い力を発揮できると確信しています。
 私の海外での異文化経験と、母に寄り添う中でつかんだいくつもの経験が、グローバル事業に必要な協調性(お互いの違いを認め合うということ)という観点から、御社の役に立てる可能性を感じております。
 今の私は非力ではありますが、御社の役に立つチャンスを頂けますよう、心からお願い申し上げます。

企業側からすれば、すぐには使い物にはならない学卒(院卒)を採用して、お金をかけて育てる訳だから、簡単に辞めたり期待に沿わない人材を採用したくない。

学生からすれば、自分の強みを育ててもらって、長きにわたって活躍できる職場に就職したいのが本音。

転職や副業を考えなければならない職場であれば、全力で力を出す事が出来ない訳で、WIN-WINの関係とは程遠い。

だからこそ、ミスマッチをできる限り避けなければならないのです。

長い人生に関わる重大事。

腰を据えて、企業とのWIN-WIN関係を構築できる会社を選んでくださいね。

社員を大切にする会社

会社は学びの場でもあります。

全員が切磋琢磨している会社は伸び代が大きい。

歳をとったおじさま方(私か?)が、昔取った杵柄を振りかざして新しいことを学ぼうとしない。

こんな職場は確実に時代に乗り遅れて、低空飛行を続ける羽目になる。

『企業は人なり』

松下電気産業株式会社(現パナソニック株式会社)を築き上げた松下幸之助さんの言葉。

人が全てだから優秀な人材を採用しろ!!

という意味ではありません。

企業が高いレベルで存続し続けるためには、社員の力無くしてはなし得ない。

だからこそ、社員が仕事を通して成長し続ける事ができる仕組みを作らなければならない。

給料が高ければそれだけで良い訳ではない。

常に能力より少しレベルの高い仕事を任せてもらいながら、サポートを受けつつ

(責任をとってくれる環境)成長できる仕組み。

失敗しても再起できる仕組み。

その上で、十分な給料がもらえる会社。

社員は高い給料に満足する事なく自分を高め続ける。

例え会社を去っても、生きていけるスキルや能力を持っていること。

会社も自分を必要としていて、自分も待遇に満足している。

何はともあれ、社員を大切にしてくれる会社を選ぶ事が幸せの第一歩なのです。

世の中そんなに甘くないかもしれませんが、成長し続けられる環境を意識してくださいね。

就活中の皆様、そして娘への花向けの言葉とさせていただきます。

パンドカンパーニュ

昨日仕事中に、在宅で作業していた娘からメッセージが入りました。

『ママがカンパーニュ焼いたよ』

この写真を送ってきました。

『写真たくさん撮っておいてな』

『あ、切っちゃった』

というわけで、すでに真っ二つだそう。

かろうじて残っていたのは上のオーブンの中の写真と、これだけ。

これも切っているところ。

上手く切れないから、娘に頼んだのだそう。

昨日は帰るのが遅くて、2枚おろしの半身をそれっぽく撮ったのでした。

でも美味しい!!

すごく美味しい!!

妻の作品

おはようございます。

昨年末にnetdedussel様にご依頼いただいていたお手玉を、ようやく出荷できました。

お待たせしてしまって本当に恐縮。

出荷のご連絡をしたところ、netdedussel様から結構な金額のamazonギフト券がメールで届きました。

本当にありがとうございます。

妻も驚いていましたが、すごく喜んでいました。

がま口の時もそうでしたが、自分の作品がお金になる事の喜びを感じているようでした。

これで生地を購入して次の作品を作ることにしました。

ネットショップ

妻の作品や、同じように頑張っている人たちの作品を紹介してお買い上げいただくショップを作ろうと思い立ちました。

たくさん売り上げを伸ばしたいというより、作品を作るやりがいをキープするため。

私も妻もやりたいことが多すぎて、PDCAのPで止まっている事も多いので、今回は1ヶ月を目処にDを決意。

英語版のページも作りたいので、今週末はちょっと忙しくなりそうです。

デュッセルドルフに出荷してみて、HSコードも料金システムもわかったので、世界中の人々に興味を持ってもらいたいなーと、夢だけは膨らんでおります。

大きな機械ですけど、輸出業務をかじっていて良かったなーと思うのでした。

HSコードとか言われたって、普通は分かりませんよね😄

作品の写真は本気で撮影しないといけないので、照明をしっかりセッティングしてがんばります。

ランチョンマット

最後に、ランチョンマットになるお弁当箱専用バッグを紹介します。

これも妻の作品で、普通に使っているものです。

それでは、素晴らしい1日をお迎えください。

いってきまーす。

片麻痺がロデヴ作ってみた〜まいう

妻は片麻痺。

どんな健常者より好奇心が強く、

なんでも自分でやりたがる。

フランスはベルサイユのnikonikomaisonさんの影響を多分に受けて、天然酵母でロデヴを作ることになりました。

写真をよ〜くみて欲しいのですが、左手しか使っていない。

そ〜なんです

私たち家族は手伝っていないのです。

というより

手伝わせてくれなかったのでした〜。

左手捏ね〜

こちらをご覧ください。

はい

全部左手のみ。

一つはプレーン。

ロデヴは食事パンですから、

何も入れないのがスタンダード。

でも、今回は天然酵母ですから

ナッツや

ドライフルーツが

合わない筈が無い訳です。

だから

もう一つは

ドライいちじくとくるみとレーズン入り

焼いてみた

焼いてみました。

プロから見れば

まだまだでしょう。

でもね、

まいう〜

そうなんですよ。

中はモッチモチで

側端はシャリパリ

美味いに決まってる訳です

アップのいちじくを見てくださいな

やばいっす

明日の朝は

生ハムとクリームチーズ挟んで

プチデジュネー (プランス語で朝ごはんですー)

ボナペティー (召し上がれー)

2日連続想定外弁当

金曜日はテレワークです。

娘も遠隔で大丈夫な日で在宅予定。

妻は痛みが辛くて休もうと、木曜日の夜に決めていた。

朝食も弁当の準備もしていない無防備な状態で金曜日の朝を迎えました。

朝起きる時に妻が

『少し調子が良くなってきたから、会館に行こうかな』

そう言い出しました。

行けてしまえば、楽しいので最後まで走り通せる。

私自身起きるのは早いので大した問題ではありませんが、玄米を準備していない。

白米で美味しいお弁当?

そうだ!!

牛丼弁当 

  • 牛細切れ
  • 味醂
  • 玉ねぎ
  • 牛蒡
  • 蜂蜜
  • 鰹節
  • 醤油
  • 赤ワイン

全て揃っている。

出汁を取って、

酒とワインと味醂のアルコールを飛ばし

醤油と蜂蜜とアルコールを飛ばしたものを合わせ、

牛蒡と玉ねぎを煮て味を見て、醤油を入れる。

牛細切れ肉を入れて煮詰める直前まで煮込みます。

並行して

取った出汁に味醂、薄口醤油、蜂蜜を入れて

卵4個を溶いたものと混ぜ合わせて、

いつものように出汁巻き卵を作ります。

色合い調整にトマトと小ネギを散らして出来上がり。

妻お手製の、開くとランチョンマットになる弁当手提げに入れて、

お揃いに作ったカバンに入れて

いってらっしゃ〜い!!

パスタ弁当?

イラスト by Ms. Amanda Elizabeth via Pixabay

今朝は娘が急遽研究室に行くことに。

今朝も玄米は準備していない。

コンビニで買うから良いと言うけれど、

昨晩作った『豚バラと茄子の味噌炒め』

に合わせたソースが余っていたな!!

年末に作り置きしていたジェノベーゼソースもあるし、

パスタを固茹でして(チンしたら少しマシになるやつ)

2色パスタ弁当!!!

花椒香るコク味噌パスタと

ジェノベーゼ

色合いを揃えるための

紅芯大根と山芋、そして茄子

ゆで卵を添えれば

結構綺麗!!!

娘の朝ごはんも弁当作った残り物。

遠目に見るとオシャレに見えませんか?

野菜をくり抜いた残りの部分と、パスタ。

取った出汁にパルミジャーノリッジャーノをすりおろして入れて、少々の塩と小ネギを浮かべて和風コンソメ仕立て!!

箸の向きがおかしい?

我が家は全員左利き🙃

ぜひ読んでいってください👇

ロデヴ Rodev 

妻は今朝から、明日食べるロデヴを仕込んでおります。

天然酵母がようやく育ってきたので、先ずは加水率の高いロデヴを作ることになりました。

うまく行くかな?

下の写真は、ピザ屋さんをやっている時に石窯で焼いていたロデヴ (左はカンパーニュ)です。

明日食べられるか?

大失敗するか?

お腹すいたなー。

ピザ店をやっている時に出していたロデヴです

言葉の破壊力〜目線

『ありがとう』の重み。

感じたことありませんか?

英語でThanks

フランス語でMerci

ドイツ語でDanke

イタリア語でGrazie

どれを言われても嬉しいけれど、ありがとうは特別。

『ありがとうございます』でも『どうもありがとう』でもない。

『ありがとう』

日本人だからだと思うけれど、ありがとうは世界で一番重い。

『すみません』とか『どうも』、『すまんな』

なんて言ってしまう日本人って多いけれど、

ありがとうを言われて、嫌な気持ちになる人はいない。

たぶん。

何かをしてもらった時に言う言葉だけれど、

『ありがとう』

は、人を幸せな気持ちにする言葉。

言った側が忘れていても、言われた方はずっと覚えていたりする。

この一言を言われて、人生が好転してしまう事だってある。

 一度発した言葉は取り消せない

ここからが本題。

ありがとうを言いそびれたり、なかなか言う事ができなくても、人を傷つけることは無さそうです。

まあ確かに

『うちの主人は、何をしてあげても当たり前だと思っているわ。

美味しいも、ありがとうも言わないの』

なんて愚痴はよく聞きますけど。

今日のテーマはモラハラに近い、しかし本人が気づいていない言葉の暴力の話。

殺傷力を持った言葉を機関銃のように撃っておいて、転がった死体に気がつかない鈍感な人たちの話。

私は比較的、教師の体罰(愛のある…多分)やシゴキを普通に受けてきた世代です。

ハンドボール部に所属していて、だらしない試合をやったりすると、たとえ勝っても並ばされてビンタなんて当たり前でした。

だからメンタル的には弱い方ではありませんでした。

でも、妻の病気の事とか、巨額の支払いの事とかで悩みすぎて、気がついたら鬱になっていた経験を持ちます。

まあ、その時は必死すぎて気がつくこともできなかったけど。

今でも、ちょっとしたトリガーで再発してしまうことがあるのです。

普通は全然問題ないし、コントロールの仕方は分かっているつもり。

でも、無理するとね。

みなさん同じだと思います。

それもあって、弱者の気持ちが分かってしまう。

私の世代(もちろんもっと上も)には、気合を入れると言う感覚で人の背中を押したり、元気付ける(つもり)人が多くいます。

(世代だけの問題ではないですよ、勿論)

そうやって育ってきたからです。

時代の変化に気づくこともなく、同じ振る舞いを続ける人も多くいます。

『鬱でなくても傷つくよなー』

頻繁に発生しています。

心って、一度病んでしまうと完治できないんだと思います。

自分の中ではバッチリなんだけど、理不尽な言葉の暴力で再発してしまう。

浴びせられた言葉はトラウマとなって、心に刻まれてしまいます。

顔も見たくなくなり、いくらその人の気分が良い時に優しい言葉をかけられても手遅れです。

理由はともあれ、一度発した言葉は取り消す事ができません

『あの時はついカッとなって』

『酔っていたから』

『追い詰められていたから』

言葉を発した方からすれば、

『あの時は本心から出た言葉ではないから許してくれ』

と言いたいのでしょう。

『許してくれ』って言えるだけマシだけれど、それって本心からじゃないよね。

それが証拠に、同じ過ちを絶対に繰り返すから。

一度発した言葉は、言われた人の心の奥底に刻まれてしまっているから、いくら許してくれた(言葉ではね)としても2度と忘れないって事ですよ。

そこを理解して行動しない限り、同じ過ちを絶対に繰り返す。

夫婦の中でも

恋人同士でも

仲の良い友達でも

同僚でも

職場の仲間でも

どんな関係でも同じです。

腹が立つことはあります。

相手が悪い場合もあります。

もちろん自分が悪いこともあります。

でも、ほとんどは勘違いだったり、考え方の違いから来る些細なもの。

腹が立った勢いで出た言葉は、本心以外の何者でもありません。

少なくともその瞬間はそう思っていた。

わざと傷つけようとして(言葉の)攻撃を仕掛けるのは論外!!

無意識に言葉で傷つけてしまう人は救いようがない!!

言葉は人の背中を押すスイッチになる代わりに殺傷能力の強い兵器にもなる

読み人知らず

知っていても使ってはいけない言葉がある

伊集院静

目線を意識する

ポイントは『目線』

相手の気持ちになって考えるって事。

謙るわけでもないし、

マーケティング以前の問題。

WordPress.comでブログを書くようになって、沢山の方のブログを読むようになりました。

様々な境遇の方達が、苦しみながら頑張っている姿に感動しています。

ご主人だったり、教育関係の方だったり、会社の上司だったりと、辛い思いをさせられている相手はそれぞれ違うけれど、

根本は同じなのかも?

そう思いながら読んでいます。

ご主人だったら、

・どんな気持ちで時間を割いて、自分のためにご飯を作ってくれたのか?

・寒さを我慢して洗濯物を干してくれた

・昼はひとりぼっちだから、話したいだろうな

・妻のおかげで仕事に集中できてるな

みたいな感謝の気持ちを言葉にできていない。

エスカレートすると、感謝どころか当たり前になってしまっている。

昔みたいに

『誰のおかげで飯食えるんだ!!』

なんて思ったりしている(人も稀にいるかも)

教育関係の方ならば

・相談者の境遇を理解して話す

・生徒の心に寄り添う

・自己保身ではなくて生徒を守る気持ち

・個性を理解してあげる

・みんな違うという事実を理解する

なんて基本的なことが分かっていないから、殺傷力のある無意識な言葉が発せられてしまう。

職場だったら

・この人は今の仕事は向いていないけれど、ICTの能力は凄いから任せてみよう

・この人は語学力が弱いから、ご学力のあるあいつと組ませてみよう

みたいな発想の転換ができないから、

たかだか仕事が鈍いとか、

たかだか間違いが多い

くらいの理由で人格否定にまで発展する。

得意な部分が仕事に生かせないか?

適材適所は上司の仕事。

相手を変らせようとする人に限って、自己管理ができないものである

WordPress.com のブロガー(ごめん、忘れた)

災害が起こって、歩いて歩いてやっと辿り着いた避難所で、暖かい食事を振る舞ってくれているのが、あなたが人格否定したその人だったらどうしますか?

極端かもしれないけれど、縁って巡り巡って戻ってくるから不思議です。

結局は感謝です

結局は、出会えた縁に対する感謝です。

縁があるから知り合えたのです。

自分の人生に何らかの影響を及ぼすために出会えたはずです。

縁に感謝!!

存在に感謝!!

どうせ発するなら感謝の言葉にしよう!!

パッチングワーカー🙃

私の拙い文章を読んで、そして勇気付けてくださる皆様に感謝です。

前回の投稿に対して、コメントやメールを頂きました。

本当に元気が出ました。

言葉を吟味して、沢山の人が元気になれるブログを目指します。

ありがとう!!

『パパが先に死んじゃったら私どうしたらいいのかな?』〜妻の重い一言

妻は私のことをパパと呼びます。

一緒に散歩しているときに、妻がポロッと一言。

私の不安(悩み)のなかで、一番答えが出にくい課題をズバリ。

何気に私の不安感が露呈するのが怖くて、話し合いができなかったポイントです。

脳はしっかりしていて、言葉が完全でないこと、右半身が麻痺していること、そして痛みです。

考えますよ、それは。

妻は私の心の中を覗いたのかもしれません。

心配で仕方がない

久坂部 羊さんの『老乱』をお読みになりましたか?

あまり詳しく書くと読むのが怖くなってしまうかもしれないので、本当に触りだけ。

認知症を患う父、幸造と、近くに住んで介護する息子夫婦の物語です。

作者の久坂部羊さんは、在宅医療を経験してきた医師でもあるので、とても生々しく描かれています。

健常者には考えられないトラブルの数々、例えば火の不始末や徘徊、入居した介護施設で発生する事件、そして金銭的な事。

また、家族の立場からだけではなく、本人の心の動きを日記という形で紹介していて、不安な気持ちが伝わってくるのです。

私の両親は健在で、父が90歳、母が88歳になり、身体的には衰えが目立つようになっていますが、頭は比較的しっかりしています。

ですから幸造さんとは違うのですが、色々と考えさせられるリアルなストーリーを紹介したくなったのです。

在宅介護のサービスも受けながら、毎週末になると片道75分かけて実家に出向き身の回りの世話をさせてもらっています。

私の妹も時間が許す限り、駆けつけてくれています。

両親が認知症でなくて胸を撫で下ろす一方、妻は認知症であれば身も心も楽になれるのかも?などと考えたりします。

決して認知症を持つご家族の大変さを理解していないのではなくて、肉体的にも精神的にも受け止めなければいけない妻が楽になる方法はないか?を模索した際の、一瞬の迷いからの思いなのです。ごめんなさい。

意識がしっかりしているからこそ、できる限りの愛情を注げるし、返してくれるわけですから、そんな事を望むはずもないのですが、妻の辛そうな姿を見ると、一瞬ほろっと考えたりすることがあるのです。

老乱にこんな場面が出てきます。

新聞とかテレビはええかっこ言うてるだけよ。寝たきりやったらこける心配もないし、こっちのペースで介護できるから、ええことずくめよ。介護の世界には、『寝たきり天国』ていう言葉もあるんよ。地獄を見た者にしか天国は見えへんよね。

引用 老乱 (久坂部 羊

介護する側からすると、寝たきりにしておけば事故も起こらないし、四六時中付き添っていなくていいから楽だよって言っている。

綺麗事を言えば、筋肉の衰えを遅らせるために歩かせて、少しでも運動させれば良いのだけれど、転んでしまうし何するか分からないから気が抜けない。

だから寝たきりになっってくれという鬼の叫び。

介護される側も人間だってわかっているのに、こんな発想になってしまうくらい追い込まれるという事実。

我が家の場合、通常であれば妻が働いている私に代わって実家を訪れて、私の両親の面倒を見るのが一般的(実の娘の方が気持ち的には楽ですが)なのですが、妻も要介護者。

仕事に出る時は妻のことが心配、実家に帰って両親の世話をしているときも残してきた妻の心配をするのです。

両親だって、私の家族の事情を熟知しているから遠慮がちになってしまうのです。

介護の不安がある人もない人も、知識を広げる目的でも良いので、読んでみてください。

転ばぬ先の杖としても大切なテーマだと思います。

老乱👇

障害を持つ家族を隠す文化

NHKのハートネットをご存知でしょうか?

「親は障害のある兄にかかりきりで、孤独だった。兄なんかいなくなってしまえ、と考えてしまい、そのたびに罪の意識にさいなまれる」「結婚して何年も経ってから、夫は発達障害だと分かり、戸惑っている」「統合失調症の母のことを、誰にも知られたくない…」など、ハートネットTVには、障害のある当事者だけでなく、その家族からも様々な「声」が寄せられています。

障害者本人の陰に隠れ、こうした家族の抱える問題が取り上げられることはほとんどありませんでした。そのため、社会の理解は進んでいるとはいえません。障害者本人だけではなく、家族も孤立しないような状況を作っていくには、どういった支援が必要なのかを考えるため、家族の誰かに障害がある人たちが抱える悩みや思いをお寄せいただきました。

ハートネット

NHKのサイトに飛びます👇

障害を持つ本人だけでなく家族が馬鹿にされたり、いじめにあったり。

保身のために障害を持つ家族を庇うことができずに深く傷ついたり。

たくさんの経験談が寄せられていて、

『頑張らなければ!!』

という勇気をもらいます。

反面、一番近いところにいる誰かが立ち上がって行動しない限り、愚痴こぼしや経験を伝えるだけの場と化してしまう危機を感じます。

大多数の健常者から見れば、対岸の火事であることは仕方のない事実なのです。

妻がアメリカで倒れて、妻に実家のある大分県に帰ったことは書きました。

4ヶ月後に鹿児島大学病院霧島リハビリテーションセンターを退院して、通所リハビリになりました。

毎日妻と二人で2キロメートルの距離を歩きました。

田舎なのもありますが、人が全然歩いていないし、同じような境遇の人に全く合わない。

不思議な気持ちで毎日散歩していました。

後で驚いたのですが、障害を持った家族を家から出さない文化が根強く残っていたのです。

『恥ずかしいから隠す!!』

そうはっきり言われたこともあります。

家から出さないということは、歩かないということ。

望まなくても、寝たきりになりますよね。

後になって

『実はあなたたちが歩いているのを遠くから見ていた』

なんて応援のメッセージをもらったりしました。

不思議なもので、夫婦でリハビリを兼ねて散歩する人たちが増えました。

『恥ずかしくないんだ!!』

って思ったのでしょう。

書いてあるのは家庭と地域で認知症に向き合おうとか、かかりつけ医が支えになるとか、そんな隔靴掻痒のことばかりで、役に立ちそうな情報は何もなかった。

引用 老乱 (久坂部 羊

書いてある通り、こんな考え方の地域で、どうやって介護に取り組むのだろうか?

古臭い、人格を無視した考え方に、心からショックを受けた出来事でした。

私が先に死んだら

同じような不安を抱えている人は沢山いると思うのですが、身近にいらっしゃいますか?

この問題は簡単ではありません。

先に死ぬわけにはいかない。

これは本音ですが、神様に与えられた寿命ですからどう転ぶかわかりません。

天涯孤独になってしまう人もいらっしゃると思います。

私たちには子供が二人います。

私の心配など、甘っちょろい部類なのかもしれません。

でも、親とすれば子供のこれからの人生の足枷にはなりたくない。

妻が倒れた時から、子供たちは普通の子供と違う苦しみを味わってきたのです。

2017年3月に歌手のかまやつひろしさんが膵臓癌のため亡くなりました。

78歳でした。

私が注目したのは、奥様も長い闘病の末にかまやつさんが亡くなる数日前にお亡くなりになられていたこと。

理想的なご夫婦の最後だと思いました。

私たちにとってはまだ早すぎる話。

たくさん勉強して、沢山の方と知り合って、正解に近い答えを出すのです。

『俺が先に死んでも、お前には薔薇色の人生が待っているから心配するな!!』

そう言える何かを探りたいと思っています。

「とくダネ!」降板・小倉の弱音で見えた ネット上での老害批判を気にする時代に

昨日、Yahooニュースを通じて読んだAERA dot.のこの記事がとても印象的だったので、お伝えしたいと思います。

私自身、まだまだ現役のつもりだった自分を見つめ直す良いきっかけでもありました。

小倉さんの心境が書かれています。

小倉は「次の世代の人にキャスターのポジションを譲りたい」と述べた後、このように語った。 「病気してから、ネット情報とか見るようになっちゃったんですね。そうするとやっぱりね、『老害じゃないか』とかね、『ボケてんじゃないか』とか、そういう言葉きついもんなんですよ。で、お年寄りの政治家見ると、ああ、やっぱり年取るとダメかな、なんていう。少しずつ思うようになりました。そんなこともあって、私はそろそろいいのかな、っていう」

AERA .dot

価値観の違い〜古い教育制度のメリット

私はこの記事を読む少し前に、makkumakkuwanwanさんとのコメントのやり取りで、教育者の老害について触れていたのです。

makkumammkuwanwanさんは(想像でしかありませんが)個性的なお子様を守るために、小学校や教育委員会と交渉して、その難しさを実感された方。

私の方が勝手に同じ波長を感じてフォーローさせていただいたのが始まりです。

教育委員会は、いじめ問題で超保守的な態度を取り続けます。

隠蔽を繰り返して組織が浄化されない。

何故丸見えなのに、堂々と保身を繰り返すのか?

疑問というより、憤りすらおぼえていました。

でも理由はある。

AERA dot.のこの記事はこうも書いています。

ネット上ではSNSなどを中心に高齢者に対する怒りと恨みの声が渦巻いている。そこでは「老害」という言葉がよく使われる。他人に害を及ぼす老人を指す言葉だ。  ネット上で老人批判が流行っている理由は、彼らが若者や現役世代にとって共通の敵だからだ。今の高齢者は、若い頃に右肩上がりの高度経済成長を経験しており、その後はバブル期を迎え、明るく華やかな時代を生きてきた。  一方、今の40代以下の世代は、好景気を知らず、不景気が延々と続く中で育ってきた。そんな若者や現役世代にとっては、いい時代を過ごしてきた高齢者たちは、下の世代と価値観がずれている上に、のうのうと既得権益を貪っている許しがたい存在に見えてくる。

AERA.dot.

『確かに!!』

初めはそう思いました。

生きてきた背景が違うから、価値観が違う。

右肩上がりの時代に育った方々の教育は、中間層を強固にするための教育制度で、個性を持った子供は嫌われました。

『出る杭は打たれる』

うまく交わって、先生の言うことをよく聞く(フリでもいい)子供が良い子だと言われていました。

この教育がもたらした大きな成果は

分厚い中間層の確立

でしょう。

私の属していたものづくりの世界では、諸外国に比べて生産現場のオペレータクラスの層が厚いのです。

計算能力、理解力にすぐれ、与えられた仕事を完璧にこなす人が多いのです。

だから、日本の製造業は世界一になることができた。

うまく立ち回る中間管理職なんかも日本のお家芸。

トップに立ってサクサク決めて責任取る人が少ないのもこの世代の傾向。

菅総理も同じタイプですよね。(サクサク決めないほうね😄)

海外で生産技術の仕事をして驚いたのは、オペレータのレベルの低さでした。

  • 同じ言葉が理解できない
  • 計算能力が低い
  • 約束を守らない
  • 責任感が弱い

多少設備の能力が劣っていても、オペレータが優秀なので高い生産性と品質が保たれていたのです。

全員中間層!!

日本の発展を支えた原動力でした。

価値観の違い〜古い教育制度のデメリット

教育委員会の方々。

定年後に教育委員会の教育相談に、元校長教頭が入るのだそうです。

個性を嫌ってきた時代に育った人たちが、個性を尊重できるはずがありません。

経験の差というより、価値観の違いが不幸を招いている。

長老の教育者個人の問題というよりは、適材適所の真逆を行っていること。

昔は教育相談なんて飾りで良かったかもしれません。

今はそうではありません。

いじめられている子を、いじめてくる多数の子達から守ってあげれれるのは大人だけなのです。

昔のいじめは、いじめられる方が人数が多い

今のいじめは、大人数でたった一人を追いつめる

ijime-jp.org

この違いは致命的です。

だからいじめを甘く見て、時には子供を自殺まで追い込んでしまう。

ICTがない時代は、多少まずいことがあっても隠し通せた

パッチングワーカー🙃

原因を徹底調査せず、差し障りのない落とし所で逃げ切る戦法。

昔はそんな感じだったと思います。

無力な人達は居座り、原因を潰さないから問題は再発する。

バレバレなのに隠蔽を繰り返すのは単純な理由からだと思うのです。

デメリットの現実とは、

ビルゲイツ、スティーブ・ジョブス、マイクザッカーバーグ、ジェフペゾス、イーロンマスク、ピーターティールなどの天才が生まれにくい社会だったこと。

世界を牽引する彼らの大多数はADHD。

日本はこの個性を病気と捉え、北米は個性と捉えます。

結果は明らかです。

反面、レジのお姉様は計算が苦手だったり、機械のオペレータは何をしでかすかわからない。

中間層構築を軽んじた教育の産物が刻米に存在することも確かです。

全員が天才ではないし、全員が中間層でもない。

やはり個性が重んじられる世界が最適なのだと思います。

今は孫正義、三木谷浩史、柳井正、藤田晋、堀江貴文(敬称略)などが名を連ねます。

堀江貴文さんなんかは出る杭として撃たれてしまった過去がありますが、是非素晴らしい日本を作っていただきたいですね。

老害について〜構造の問題

小倉さんがネットを見て、ご自分の立場に気がついたことは凄いと思います。

テレビが視聴率を稼がないと成り立たないビジネスモデル(すでに時代遅れですが)である以上、より万人受けする番組にしないといけないですからね。

でも、批判覚悟で少しだけ言わせていただきたいのです。

老害って、今だけを切り取って見たらの話ですよね。

だって、私たちの前とその前の世代が頑張ってくれたから、日本は敗戦国なのに先進国として君臨できるのですよね。

世界一を誇った船舶、白物家電、エレクトロニクス、携帯だって今となっては過去のものですが、¥の信用度を見てもまだまだ先進国です。

頑張って留学したければ行ける時代だし(私は裕福な家庭ではなかったから諦めました)、生活必需品ではない高価なものも頑張れば買えます。

仕事でアジア諸国によく行く(コロナ前)のですが、それはそれは貧富の差が激しくて痛々しいくらいです。

教育だって受けられない人が多い国だってある。

老害が発生する最大の原因は、構造の問題だと思います。

優秀なご老人には代表権のないしっかりと優遇されたポストを作り、本流の組織には例外のない定年を作る。

定年は時代と共に変更されてもいけれど、少しづつ少しづつ。

政治家だって教育者だって同じ。

古き良き時代にだって参考にできる良いものはたくさんあります。

今だけを切り取ってしまう事が最善な(価値観の)世の中になってしまうと、コツコツと基礎を積み重ねた人達は報われない『いいとこ取り』の世界になってしまう。

若い世代が今だけを見て暴走しそうになったら、愛情を持って静止してくれる長老も必要なのではないでしょうか?

尊重と尊敬の念は忘れてはいけないと思います。

頭が硬くて融通が効かなくなる前に、小倉さんのように引退することも大切ですけどね。

あと少しだけ

私は、どうやったら家内を守れるかを自問自答しながら生きていて、こんな訳分からないようなブログも書いています。

求めていること、やらなければならないことは、

皆が生きやすい社会に近づきたい

です。

政治家でもないし、何の力もありません。

全員の悩みを知っているわけでもありません。

だから、自分の悩み、心配事を発信して仲間を集めたい。

少なくとも、私たちと同じような心配事を持つ仲間同士で解決方法を探り、生きやすい社会に向かって奔走したい。

心配事は無数にあるし、たとえ少数派のものでも決して蔑ろにしてはいけないと思います。

だから沢山のグループがあっていい。

自分なりの考えもあって、経験をたくさん発信したいと思っています。

一番はスイミーのように大勢の力で何かを成し遂げるトリガーになれれば幸せだと。

ブログを書きたくて始めたけれど、皆様のブログを読むことがどれだけ勉強になるかを知りました。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

これだけやれば成功します!!

キャッチーな題名で皆様を惹きつけました。

事前に申し上げます。

そんな方法ありません。

ごめんなさい。

コンサルって?

『このコンサルを受けるとショートカットですぐに結果が出る!』

『秘密教えます!!』

『コンサルを受けないと遠回りしますよ』

巷のお金儲けに関するブログやユーチューブ、雑誌の記事に至るまで、この手の誘い文句が溢れかえっています。

何事も、シュートカットは無いと断言できます。

よく考えてみればわかること。

合格実績の高い予備校は、試験選抜で底力を確認できた人しか採用されない。

だから合格率は上がる。

絶対儲かる儲け話があれば、人には教えない。

教えたら取り分が減ります。

もしあったとしても、減った取り分より高い授業料を請求しないと合わない。

教えて貰う人にとってみれば、儲からないわけです。

簡単な儲け話が例えあったとしても、教えてもらうときには飽和状態。

何事も自分で探し出してこそチャンス!!

99%のところまで上り詰めて、最後の1%の確率を上げるための(本当に凄い人による)マンツーマンコンサルであれば有効でしょう。

初めて入った世界、ましてや楽して儲けられる秘密などありません。

ここ重要!!

コツコツが苦手な人は入ってはいけない世界です。

騙されるだけ。(騙す意思はないかもしれないですが、自分より儲けさせる意思も無いと思いますよ)

成功者はあたかも苦労なしで掴んだように装いますが、成功の因数分解をすれば明らかです。

成功 = 勉強量 × 経験量 × 適正 × 失敗数 × 修正数 × マーケットサイズ ➗ ライバルの数

ですから、自分でコントロールできるのは勉強量 、経験量 、修正数ですよね。

あとは、それなりにボリュームのあるマーケットで勝負しないと無理だし、しかしながらマーケットが魅力的すぎてライバルがゴロゴロいたら本末転倒。

いきなり秘密を聞いて、大成功するほど世の中甘く無いのです。

万に1つでも、うっかり成功したとしても、全部を見渡す目が出来ていない限り、次はない。

若くして成功している人は、失敗後の修正数と、マーケットを見極める目を持っていて、克つ人一倍努力をする人。

初心者のあなたは、多額を投じてコンサルなぞ受けないように。

ヨチヨチ歩きの子供に、絶対に転ばない、早く歩く秘訣を教えたらどうなるか想像してみてください。

人より時間(1日あたりの)をかけて、まずは1000時間やってみる。

人より早く1000時間に達する事の方が大切だと思います。

(個人の意見です🙃 )

私のこのブログ。

毎日投稿することばかり考えてしまって、内容が薄くなっていることに気付かされました。

内容重視、毎日投稿はやめることにします。

言いたいことは

1000時間やればいいって事ではないですよ!! 

結果 = 内容の濃さ × 時間

でもね、言われたくらいでは分からないですよね。(天才を除く)

やってみるしかないと思います。

私みたいな凡人はね。

中国ハイテク企業の今

話がガラッと変わります。

落とし所はブレないので、お付き合いください。

トランプ大統領の大手柄は、ファーウェイなどの中国系企業からTSMCを奪い取った事。

これは破壊力があった!!

皆様はTSMCをご存知でしょうか?

台湾積体電路製造。

 2019年12月期の売上高    3兆8500億円

 2019年12月期の営業利益   1兆3400億円 

2019年12月期の純利益     1兆2500億円 

2019年12月期の営業利益率    35% (アップルは25%)

2020年11月24日時点の時価総額 46兆円  (トヨタの2倍)

〜 News Picksより抜粋 〜

でも、ポイントは規模ではありません。

半導体製造の工程は大きく分けてふたつ。

設計と製造です。

インテルなどの半導体製造企業は、設計も製造も手がけているのです。

製造をライバル社に委託すると、設計ノウハウを奪われてしまうから当然と言えば当然。

設計と製造を同じ会社が手がけるのは常識でした。

TSMCはファウンドリ専業。

製造しか手がけない。

絶対に発注企業の秘密をリークしない。

クアルコム、エヌビディア、メディアテックを知っていますか?

各社のトップが断言しています。

『TSMCがなければ、我が社はなかった』

彼らは強みである半導体設計技術がコアコンピタンスであり、製造は手がけないファブレス企業。

ファーウェイだってTSMCのおかげで格安スマホを世に送り出せたし、アップルの自社製チップだってTSMCが製造している。

チップの性能は超微細化によるもの。

TSMCの5nm(ナノメートル)に対して、サムスンは7nm、インテルは10nm、中国企業の最先端で14nm。

追いつくまで5年はかかると言われています。

トランプ政権によって、中国企業は最低5年はトップに立てない運命を背負わされたわけです。

中国政府の野望は民生だけではありません。

軍需。宇宙(これも軍需)

中国政府は著名企業に多額の補助金を提供して、こう指示を出しました。

『日本企業を囲いこめ!!』

今はTSMCのように規制されていない日本企業ですが、近い将来規制がかかると言われています。

信越科学工業、トクヤマ、東京応化工業、JSR、東京エレクトロン、HOYA、森田化学工業、凸版印刷、アドバンテスト、東京精密等々!!

半導体(セミコンダクター)製造設備や材料は日本がトップクラス。

多額の資金を武器に日本企業にラブコール!!

新幹線みたいに、技術を根こそぎ持っていかれて、数年後にはライバルとして台頭しているのは明らかなのですが、目先の潤沢な資金力に目が眩んでしまうのです。

知ってるは使えない

私が所属している機械系企業は、有機ELディスプレイなどに使う偏向膜やリチウムイオン電池に使用されるセパレータなどを製造する設備を複数種類製造販売しています。

中国政府の補助金で、今までお付き合いのなかった企業(これらの製品を作ったことがなかった大手企業等)までもが、設備を買いたいと押し寄せてきます。

週に3回以上Webによる会議が行われてお疲れ状態。

金に物を言わせて上から目線のこれらの企業は、少なくともこの分野では素人。

作ってくる仕様書は、常識をはるかに超えた高性能!! (できるか怒!!)

私が生産技術をやっていたとき、現場を知らない人間が作ってくる数字を

『エクセルマジック』

と呼んでいました。

エクセルなら数字をいじれば世界一の生産量と歩留まり。

出来ちゃうんですよ、仮想の世界ではね。

話を上から目線の企業に戻します。

4M(生産に欠かせない4条件、Man ,Machine,Method,Material)も知らないのに何故できる?

こちらかすれば丸見え状態なのに、向こうはどんどん押してくる。

こっちが説明しているのに、全く聴こえていなかったかのように自分たちの主張を繰り返す。

『勉強して(受け売り)知っている』のと『実績として持っている』のは全くの別物。

私達が最高の設備を作ってあげるから(Machine)、あとは最高の材料(Material)とあなた方の力(Man、Method)で最高の製品を作って作ってください。

十分な経験があれば、『最高の設備がなければ、どんなにMan、Material、Methodが完璧でも最高のものは作れないってこと』とその逆を知っている筈ですが、

『製品保証をしろ!!』

の一点張り。

私たちの人材で、私たち指定の材料を使って作れば最高のものは作れますけど、意味ありますか?

ローマは一日にして成らず

読み人知らず

でも

万里の長城は一晩で作ったもん

読み人知らず

そんなノリで、良い機械を買えば良い製品が作れると(未経験者は)思っているのでした。

でも私たちは知っている!!と繰り返します。

小さな人間が去勢を張ってみても、器の大きな人間からすればお見通し。

でも、小さな人間からは器の大きな人を見抜けない。

対等(のレベル)だと思ってる。

それと同じ。

笑ってしまうくらい。

実際に経験していないことを、少し齧ったくらいでプロに対して知ったかぶりで接しても、全て見抜かれているのです。

※ お見苦しい表現をお許しください。私の方が小さな人間であることは承知しております

悔しいかもしれませんが、コツコツ自分(達のレベル)を磨くしか方法がないのです。

もちろん彼らは5年後の脅威になっていると思います。

経験を沢山積んで!!

知っているのと、できるのは全く別物!!

周知の事実

目標決めてコツコツが近道です

1000時間の法則について書きました。👇

週2回の英会話レッスンで英語が話せるようになったでしょうか?

2週間で10キロ痩せて、キープし続けることができるでしょうか?

初心者が2週間でゴルフスコア100を切れるでしょうか?

運転したことがない人が2週間でレーサー張りに走れますか?

ど素人が2週間で株式のプロになれますか?

包丁を握った事もないような人が2週間で料理の達人になれますか?

食べるだけしか経験がない人が2週間で滑らかに美味しい握り寿司を作れるようになりますか?

なぜ2週間?

単純に頑張れる限界が最長2週間なのです。

挫折は2週間後に経験する

一般統計から

1000時間集中的に頑張り続ければ結果が出るとわかっていたら、頑張れそうな気がしませんか?

『できる』と言える一つの基準は1000時間だと思うのです。

ただし、『できる』と『上手』は別物ですよ。

経験的に1000時間頑張れたら、その先の努力は比較的楽で楽しいものになります。

あなたは頑張れますか?

成果を上げる人

最後に、成果を上げる人について。

私如きが偉そうにごめんなさい。

どの世界でも(天才を除く)この4つの条件は大切なので、チエックしてみてください。

① 否定されたら受け入れて修正できる人

否定と書きましたが、やり方に修正を入れようとすると、物凄い剣幕で否定する人がとても多い。

一番はプライド!!

自分を守るためだと思うのですが、明らかな事でも認めない人。

世の中の流れに置いていかれる典型です。

② とにかくやってみる人

自分の常識ではあり得ない提案をされたとき、①が出来ない人は例外なく拒絶します。

よ〜く考えればわかることなのですが、

  ❶ 自分が住んでいる世界を熟知しているか?

  ❷ 自分が住んでいる世界は全世界と頻繁にコミュニケーションを取っているか?

  ❸ 自分が住んでいる世界は常に新しいことを取り入れているか?

以上の事ができていない世界は、井の中の蛙の井の可能性が高いです。

自分の常識で判断せずにとにかくやってみると、知らなかった世界が開けることがあるのです。

もちろん必ずそうなるとは限りませんから、チャンスが来たらとりあえず新しい世界を除いてみるという考え方が大切なのだと思います。

③ 周りを動かす情熱と説き伏せる力

わかっている人にはあるあるなんですが、これが

言うは易し、行うは難し

の最たるもの。

特に視野の広い人が視野の狭い人を説得するのが至難の技。

ボコボコに叩かれて戦意喪失。

そこで終わるのが凡人。

諦めずに果敢に挑むのが成果を上げる人。

④ しつこい人

③にも共通するのですが、遠慮は美徳と育てられた私には一番難しかった。

嫌われる勇気がない日本人が多いと思いますが、この要素がないと絶対に成功しないです。

熱意って伝わるので、嫌われは好かれに変わることが多いです。

それでも認めてくれないプライドの塊のような人を説得するのは時間の無駄ですが、説得の極意を磨くには良い体験だと思いますよ。

向こうも間違っていることくらい薄々気づいているから、正当化して上げると

『俺も鬼じゃないから、そこまで言うのならやってやるよ』

上から目線には目を瞑って、結果を勝ち取りに行くのです。

コツコツ努力以外に方法はない(天才を除く)

周知の事実

これが結論でした。

悪しからず。

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